生命力溢れるパワースポット温泉
古くから子宝の湯として知られる吉奈温泉は、女性の身体を暖めるのにちょうど良い「ぬる湯」としても有名です。
ぬるめの湯で湧出する温泉は、ゆっくりと長めに入浴できるため、温浴効果が高く様々な症状に効果的です。ぬる湯は、自律神経の副交感神経を優位にして、くつろぎ感を与えながら身体の調子を整えます。のぼせにくく、身体への負担が少ないのも特長です。室内外の温度差で体温調節機能が弱まったときにもおすすめします。
ぬるいお湯なので長い時間入る事でき、体の中から、ぽかぽかして、本当に芯から温まります。冬場でも、すぐに体が冷える事はありません。
吉奈温泉でもさか屋だけのやり方で提供している温泉を是非お楽しみください。
源泉100%「本物の温泉」の追求
吉奈温泉は1300年前からある伊豆で一番古い温泉です。古くから愛されてきた温泉は人工的に調整せずとも「奇跡的に人に適した温度」のため「ぬる湯」が多い。吉奈温泉も同様に湯温は低めでしたが、御宿さか屋では後から確保された高温泉を含む3本の源泉を注入量により調整し温度を保っているため、加温加水をせず成分も失わない温泉の提供を可能にしました。
さらに同じ源泉でも扱い方によって温泉の成分や効能・新鮮さは全く変わります。当館では加温加水循環なしはもちろん25代目館主自ら湯守として、流入量、室温、気温を湯船ごとに変えて調整しています。
毎日全換水をしているため塩素注入の必要がなく、静岡県下でも大変希少な「塩素殺菌なし」を実現しています。
さか屋の湯の特徴
~極上の湯「生きている源泉」~
温泉は「大地の指紋」で、地層はひとつとして同じものはなくそのミネラルを含む温泉も同様です。さか屋では加水加温循環もなく塩素による殺菌をしない為、地中から湧き出る「生きている源泉」そのままです。またPH値が酸性アルカリ性に偏ったり成分が強すぎると温泉では生物は生きられませんが、当館の湯は各ミネラルがバランスよく含まれる単純温泉でかつ弱アルカリ性のため、微生物なども生きられる温泉です。ときおり吐水口や湯の道などにつく碧い藻は生きている温泉内の微生物が、清冽でクリアな源泉を通した太陽光で光合成することにより発生するもの。実は「極上の源泉だからこその証」です。他では見たことのないものかも知れません。
「生きている源泉」その効果
このように生物全てに優しい「生きている源泉」は人にとっても最高の癒しを与えてくれます。肌触りは柔らかくまとわりつくような滑らかな感触。刺激性はなく角質を柔らかくし肌はつるつるすべすべに。無色透明で無臭に近いですが微かな硫黄の匂い。深めの浴槽で肩まで湯に浸かり真綿に包まれるような入浴は、高すぎない湯温のために心地よい浮遊感も体感できます。湯量が多い大きな湯船は四肢が伸ばせ、関節部の血管に溜まる老廃物を押しながし血流を良くし疲れを取ります。浴室内を漂う水蒸気も塩素を含まないため、おしゃべりをしながらの入浴は良質なマイナスイオンの経口摂取。さらに身体にまとった電磁波もマイナスイオンに触れることで除去できます。
1度目の入浴では日常の疲労が表面化し大変疲れます。2度目以降の入浴で疲労物質が解消されるため2回以上の入浴をおすすめします。
時わすれの湯~入ったら出られなくなる?
「ちょっとサクッと風呂に・・・」と言いつつ戻ってこないお客様の多いこと。一度浸かるとその魅力にはまりなかなか出られないからとか。熱すぎずぬるすぎずもしくは複数の湯船がありますのでお好みの湯温で、さらに風呂によっては「明るすぎない工夫」もあり。まるで母の胎内にいるようなゆったり感に抱かれると、あっという間に時間が経ってしまいます。ほとんどの浴槽から山の緑が眺められ自然に包まれる湯浴みをお楽しみください。
- 泉質・効能
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- 泉質弱アルカリ単純泉(ph7.6) 無味・無臭・透明で肌に優しく柔らかな湯
- 効能神経痛・関節痛・胃腸病・婦人病・子宝の湯・美肌など
- 源泉名大湯・花沢・煤垣・合計3箇所 毎分425L
- 源泉温度45.3度 47.0度 65.5度 の3源泉の混合泉(気候により前後の変化あり)
※源泉で温度を調整するため気温に大きく影響を受けます。出来る限り努力していますが源泉100%の良い温泉を提供するためとご理解お願いします。
温泉は保湿と疲労回復の2点が総合されて体に作用します。このうちとくに温泉に共通する最も特有なものは温熱作用による保温効果で、この程度は泉質によっていろいろ違ってきます。末梢血管が温熱と化学成分によってより強く、より長く拡張しつづけ、そのため豊富な血液が体の隅々 まで流れ込んで酸素や栄養物質を組織に送り込む一方、組織に溜まった炭酸ガスや代謝産物・疲労物質を速やかに運び出して疲労回復をもたらし、心身をリラックスさせ、 体をリフレッシュさせてくれるのです。さか屋の源泉は、弱アルカリ単純泉で肌にやさしくまとわりつくようなしっとりとした湯が特徴です。
温泉地滞在で英気を養う
温泉のもつもう1つの重要な働きは、人の体内リズムを整えてくれる変調作用です。
そもそもヒトの体内活動はおおむね1日を周期とするリズムで動いています。毎日ストレスの多い生活を送っていると、体内の種々の活動リズムが生来もっているパターンからゆがめられ、乱れがちとなっています。温泉地に一定期間滞在して温泉につかり、規則正しい毎日を送ることによってこのリズムは修復され、正常化されて、体調は整えられてくることが分かっています。温泉地のもつこの変調作用は人々の健康を取り戻し、病気から体を守ってくれる保養効果をもたらしてくれるのです。これこそ今わが国で温泉に最も期待されるものなのです。
さか屋の客室養気楼も「お客様に気を養っていただく」ために作られたお部屋です。山と空に囲まれた空間で源泉入浴を心行くまでお楽しみください。
【子宝】にも効果的!温泉の5つ作用
- 温熱作用
- 微温浴は身体に鎮静、鎮痛的にはたらき、神経系、循環器系などの興奮を抑える作用があります。
これに対し、高温浴(42℃)は興奮的にはたらき、神経系、循環器系を刺激します。温泉療養に際して、これら浴温度の使い分けは極めて大切なこととなります。
- 静水圧作用
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首までつかる全身入浴では、心、肺に水圧がかかって心臓への負担を増加させます。
しかし半身浴ではこの心肺負荷はなくなる一方、下肢表面の静脈を圧迫して血管内を流れる血液を押し上げて心臓への血液還流を促します。心臓内圧が上昇すると心房性ナトリウム利尿ホルモンの分泌が高まり、尿生成が促されます。それぱかりではありません。
心還流量の増加は心臓からの拍出量を増やし、腎血流量を増加させてこれも尿生成を促がすこととなります。
このように入浴の深さによって体への影響は大変違ってきます。
- 浮力・粘性
- 浮力により体重はおよそ1/9となり、温泉の中ではゆっくりした運動が極めて容易に出来るようになる一方、急速な運動は温泉水の粘性によって大きな力を必要とするようになります。
脳梗塞や関節リウマチなどの運動機能に障害のある人達の治療に、この浮力を利用した運動浴による機能回復訓練が国内の多くの温泉プールで今盛んに行われています。
- 化学・薬理作用
- 温泉には種々の化学物質が溶けていて、これらの成分がそれぞれ特有の薬理的効果を体にもたらします。
そのうちでもとくに保温効果は広く知られており、前述のような皮膚血管を刺激して血行を促す、皮膚表面を被覆して発汗・体温放散を抑える、などの温泉成分の働きによって保温効果をもたらすと考えられています。
- 非特異的変調作用
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温泉に入り、温泉地に滞在することによって体内リズムが修復、正常化され、体調が整えられてきます。
この作用は泉質とは関係なく、温泉地に一定期間(3~4週間)生活することによってえられるものです。
子宝にもおすすめな
温泉の入り方
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10分入浴したら10分休み一回の入浴で、【10分入浴したら10分休み】を三回繰り返して下さい。
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楽な姿勢をとる入浴する際はのぼせ過ぎないよう、足を湯船から出しV字体勢をとるなど、楽な姿勢をとるがおすすめです。
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無理をしない気分が悪くなったら無理をせず中止すること。
のんびりゆったりとした心持ち、リラックスすることが大切です。
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二回以上試してみる滞在中二回以上はお試し下さい。
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水分補給はしっかりと湯上りは水分補給も忘れずに。
吉奈温泉「子宝の湯」としての歴史
子授け率が八割と以上ともいわれている吉奈温泉。それには御宿さか屋と関係の深い物語があります。
安土桃山の中期、門前町であった吉奈温泉に子宝の名湯のうわさを聞きつけた家康側室お万の方(養珠院)は、湯治の際に造り酒屋であった「さか屋」をお寄り処とし、ここで後の紀伊家と水戸家の初代を授かったことから「霊泉~子宝の湯」として江戸時代以後は全国的に有名になりました。
その当時既に24軒もの宿が並んでいたと言われる吉奈温泉。豊富な湯量とぬる湯でありながら保温力に優れ、女性の身体に優しい泉質が「子宝の湯」として人気があったのかも知れません。
子宝の湯として知られる一方、泉質の良さから「療養の湯」としても評価が高く、戦時中は豊橋陸軍病院の温泉療養所として多くの戦争負傷者を受け入れたという一面もあります。
女性の身体と心に効果あり?
極上温泉に浸かりリラックス
吉奈温泉は女性がゆっくりつかっていただけるぬる湯です。ぬる湯は身体を芯からじっくり温めることで体内温度の上昇を促し妊娠力を高める効果があるそうです。まずはゆっくり温泉を楽しむこと。川のせせらぎや緑あふれる自然、小鳥のさえずりに癒されながら。リラックスした気分で数回にわたる入浴が有効なようです。保湿力も高まりすべすべのお肌になるのはもちろん、塩素を含まない良質なマイナスイオンを浴び電磁波を除去できる効果も期待できます。
「子宝の湯」と古刹「善名寺」
子宝の湯として名高い吉奈の湯。元々は善名寺の門前町として多くの人々が訪れました。善名寺(ぜんみょうじ)は、西暦724年建立の曹洞宗寺院でしたが、江戸時代お万の方の寄進により日蓮宗に改宗。本来吉奈は善名(よしな)と書きましたが、今では寺の名前にその文字を残すのみとなりました。江戸時代の門前町の片鱗として「さかや」「すしや」「そばや」「たたみや」「とうふや」など、当時の職業が現在でもそのまま屋号として使われております。家康側室「お万の方」も噂を聞きつけ湯治に訪れた一人です。源泉の隣でお神酒を納める「造り酒屋」をしていた当館を御寄り処とし、頼宣と頼房の二子を得た事で全国的に知られるようになりました。
今でも子宝を願って善名寺の鬼子母神様を参詣する人が後を立ちません。祈願成就のお礼参りにおいでの方を数えると、かなり高い確率と言われるほど。善名寺の子宝ご祈祷も、当館で予約が可能です。お問い合わせください。
善名寺の子宝ご祈祷
ご祈祷立会い希望の方は下記の日程を確認してからご検討下さい(前々日までに予約がない場合は実施ない場合もあります)。ご祈祷に立会わない方には、ご祈祷したのち御守りを後日郵送します。
1300年の歴史ある善名寺。伊豆一の古湯・吉奈温泉はこの寺院を中心とした門前町でした。古来より子宝祈願の古刹として名高い善名寺住職による子宝ご祈祷を予約手配します。
主に午後4時から30分程度のお経をあげて下さいます。神聖な儀式のため完全予約制・時間厳守です。
予約が確定したら折り返しご連絡します。混んでいる場合は満席のこともあります。ご了承下さいませ。当館の予約代行費用は0円ですがご祈祷には御礼を別途ご用意ください。ご祈祷御礼はお気持ちなので目安ですが主に5,000円以上のようです。
【ご注意】予約確定のご連絡をしても留守番電話や不在の方が大変多いです。重要事項のため必ず口頭確認したいので、折り返しご連絡をお願いいたします
- ご祈祷は完全予約制のため事前の予約が必要です。ご予約時もしくは宿泊前日までにフロントにお申し付けください。
空いていれば当日ご来館してからの予約も可能です。但し、当日予約はお上人様のご都合でお受けできない場合もございます。 - お約束の時刻は必ずお守りください。次のお約束の予定もあります。
- ご参考までに、ご祈祷の御礼は5,000円以上が目安と思われます。
お二人の名前を記したご祝儀袋をお持ちになると良いでしょう。