家康の側室「お万の方」が訪れ、子宝に恵まれたことにちなんだ湯。日中は檜作りの広い湯船から、緑の木々や山並みが望め開放感いっぱいです。床材の「伊豆石」も重みを感じさせる作り。夜は煌々と照らすのではなく、灯りを少し絞りゆったりと安らげる空間に。湯船はちょうど肩まで浸かるぐらい少し深めで、じっくり暖まり母の胎内に抱かれるような浮遊感も体感できる絶品風呂。
それぞれの湯舟は温度が異なります。
※手すり有。足元の弱い方でも比較的入浴しやすいようになっています

さか屋は50年に渡り岡本太郎先生の常宿でした。ひょんなことから「僕も何か作ってあげようか」と太郎さん自らデザイン設計して下さり、「世界で唯一の太郎さん風呂」が出来上がりました。太郎さんらしいフォルムの湯船は女性が座ったお尻の跡と言われていますが、不思議と身体にフィット。とても入浴しやすく自然にバリアフリーになってます。これもまたひとつの"芸術"さか屋の宝ものとなっています。朝のきらきらした陽に包まれながらの入浴は最高です。

天城の山並みを眺めながら入る露天風呂。半分屋根があるため雨の日でも入浴可、絹のベールのような小雨を眺めながらの入浴も格別です。また日中の自然は体験できても、夜の自然や空気はなかなか味わえないもの。寝湯もあり月や星座をのんびり見上げることも可能です。幻想的な灯りの中夜空を楽しんでください。

眺望は坪庭だが屋根と風よけがあり入浴しやすい人気の露天風呂。珍しいつげの木の湯船は年月かけてこなれ木の感触が今最高の肌触り。吉奈川のせせらぎに包まれながら入る極上の源泉が最高に引き立ちます。太いかまちに腰掛けられ手すりもあるので、足元の弱い方でも比較的入浴しやすいようになっています。樹齢200年の白藤は季節になると頭上に見事な白雲を作ります。

元は造り酒屋だった御宿さか屋だから「酒樽」をモチーフにした露天風呂を。昼は豊かな自然が目の前に。夜は星空に手が届きそう。屋根が全くなく自然と一体になれる開放感が魅力の人気の貸切風呂です。
雨の日には傘をさして入浴、実はこれが最高なんですよ…。

緑の山々と季節の花が眺められる檜の湯船。りょうぶ・くちなし・さざんか・河津桜・しゃくなげなど、はなの香りに包まれながらのんびり浸かって下さい。眺めは悪くないですがほどほどの開放感ですからシャイな方も入浴しやすいと思われます。