「な)さか屋よもやまばなし」の記事一覧
さか屋のチェックインは多少お時間がかかります
御宿さか屋では、お茶の心を大切にしています。
チェックインは特に大切な時間です。あったかいおしぼりで手を清めて頂き、その後お客様の目前で抹茶を点て、時には手作りのお菓子と共にお召し上がり頂きます。夏の間は特別に「氷仕立て」で冷抹茶をお召し上がり頂きました。
まず土地の美味しい水で「丁寧に点てた抹茶」を味わって頂くことで、「温泉時間」に切り替えていただく、これが目的です。その後チェックイン(宿帳のご記入・食事時間と場所の確認・館内のご説明など)をしますので、お部屋に入るまでに約15分〜20分のお時間は頂いております。
住所とサインでサッとお部屋にというビジネスホテルとは違い、温泉旅館はゆったりと楽しんでいただくもの。お抹茶のおもてなしがコースに付いていない場合や、あまりに忙しそうなご様子ですと、お茶も省くこともございますが、その場を楽しんで下さると、私共もご用意したかいがあったと嬉しくなります。
お客様の中には「部屋に案内されるまでに20分も待たされた」等ご意見を頂戴することもございますが、これはあえてお時間を頂いているのです。
お客様の目前でお茶を点てるのは、古来より「最上級の歓迎のあかし」。京都から取り寄せたお茶と、数々の段取りの上に成り立つおもてなし、ぜひゆったりとした気持ちで楽しんで頂けるとうれしく存じます。
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東京ビッグサイトへギフトショーを見に
今回も行って来ました東京ビッグサイト。
いろんな業界(人を心地よくさせる方面)の最先端を垣間見れるのが、良い刺激になります。といってもそんなに体力が持たないので、必要なブースしか行きませんが。
地方にあって普段話せないメーカーの方々との話は興味深い。年に2回、通い始めて結構経つが、小さな取引でも気持ちよく請け負ってくれる会社と、そうでない会社の差は激しい。不況の影はそれをいっそう強く感じさせた。
気持ちよく対応してくれた会社のものは、やっぱり使いたくなるし薦めたくなります。どの商いでも同じですね。
予算の関係で少しずつですが、心地よい空間を作れるよう努力したいと思います。
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おもてなし…「さか屋らしさ」の提供
先日経済誌に載った為、興味をお持ちの方もおいでと思いますが、当館はいわゆる「高級旅館」ではありません。しかし「良い宿」でありたいと思っています。肩肘張らずに源泉の湯浴みを楽しみ、お茶の心に触れ、美味しい地元の食材を地元の水で食べる。心からリラックスして頂けたら、それが私共の望みです。
かなり個性的な宿でもあると自覚しています。その個性ゆえに波長の合わないお客様もやはりおいでです。その際は大変申し訳ありません。当館のご案内を、もっとはっきり打ち出せていなかった結果、お客様の求める宿と誤解を生んでしまったのだと思います。
旅人を迎える昔からのさか屋のおもてなし。これは長い年月の積み重ねです。御宿さか屋は特別室の様な風格ある棟も持ちながら、気軽に過ごして頂ける一般棟もございます。2つの全く違う棟がある故に、お泊りになったお部屋で印象が全く違います。
また長く続いた宿ならではの手なりの部分もあり「一分の隙もない完璧なサービス」とは違います。宿の亭主としてお客様をお迎えし、お客様に楽しく過ごして頂くよう努めるのが、私達の喜びです。
「宿はこうあるべき」というのは人それぞれです。こだわりポイントが違うので比べようがありません。もしプラン選びや部屋選びに困ったら、1本お電話下さいませ。ご希望を聞きながら、ご相談に応じます。またミスマッチが少しでも無くなる様、これからも情報発信していくつもりです。
どうぞこれからもご指導下さいませ。
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漆喰の芸術~こて絵の世界
いやー暑い日が続きますね。
外に出ると「じゅっ」って焼けちゃいそうなくらい。しばらく雨が降っていなかったので、今日の雷雨はありがたかったです。これで少しは畑が潤うといいのですが。
久しぶりの雨で思い出しました。下の写真は、うちの昔の屋根に描かれていた「こて絵」。屋根に見事な波と千鳥が描かれています。
あまりに見事なので、出入りの写真家さんが撮ったらしいです。昔の左官職人は壁を仕上げる時に、このような漆喰絵を自分のこてで描きました。この漆喰絵で有名なのは西伊豆・松崎出身の入江長八です。
職人の遊び心で描かれた漆喰絵を、芸術までに高めたのが入江長八です。松崎にある「長八美術館」にはこてで描いたとは思えない、精巧な漆喰絵が残されています。美術館自体も漆喰芸術で作られており、左官職人の名人が集まり、協力して作り上げたそうです。
上の写真は鬼瓦の下に波が描かれています。屋根の位置に水を描くことで、火事になっても焼け落ちないように、魔除けのような意味合いで描かれたものと思われます。残念ながら昔の建物を壊した時に失われてしまいましたが、幸運にも写真には収められたという訳ですね。左官職人の粋を感じます。
もし修行に出るなら植木職人か左官職人になりたい私としては、非常に興味があるのです。実は資材屋さんのブログのファンでもあり、カリスマ左官職人の仕事とか、この素材を使うとこうなってとか、なかなか奥深い世界なのですよ(マニアかも)。皆さんもぜひ松崎の「長八美術館」に行ってみて下さい。
この波の漆喰絵のおかげで、暑く乾いた夏が、少しだけ和らいだ気分になりました。
さか屋のプールでのーんびり…。ぜひ水着は持参下さい
御宿さか屋のプールは20m×5mと変形のお子様用プールが付いてます。
数年前に「プールはつぶして露天風呂にしてしまったら」と言われたのですが、女将と私だけは断固反対しました。これからはきっとプールの時代が来ると確信していたのです。プールは一度つぶしてしまうと、もう2度と作ろうという気力は沸きません。露天風呂を自宅に持っている方は聞いたことがありますが、欧米ならともかく、土地の無い日本でプールを持っている方はなかなかいませんよね。
小さな頃、お客様のお子様たちやいとこ達と一緒に遊んだ、思い出深いプールはどうしても潰したくなかった。本当に楽しかったなぁ…。お客様にもそういう夏の思い出を作って頂きたい、これが私の希望です。
最近では海に出かけても、海自体に入るのではなく「海の見えるプール」に入るのだとか。潮のべとべと感や衛生的に気になるのだそうです。それじゃー意味ないじゃんと思いつつ、分かる気もします。時代でしょうか。
お昼寝だけも大歓迎です。
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