「な)さか屋よもやまばなし」の記事一覧

御宿さか屋の湯船は【全て源泉100%掛け流し】です

御宿さか屋の湯船は【全て源泉100%掛け流し】です
当たり前のようでいて、全く当たり前ではないこの事実を、皆様ご理解いただけますでしょうか。
オリオン座&酒樽.jpg
吉奈温泉は1280年以上の歴史を持ち、由緒正しい古湯ですが、一時は大量団体時代もございました。この洗礼は伊豆の全ての宿が受けているといってもいいでしょう。御宿さか屋も以前は循環施設を持っていました。20年前の故障をきっかけにその使用を止めて【全て源泉100%掛け流し】にしたのですが、源泉の性質はそれによって大きく異なります。
事実、伊豆では【源泉100%掛け流し】の温泉は大変少ないのです。加温・加水をしないで入れる湯は珍しく、当館の名物はやはりこの温泉です。しかしとても自然に影響されやすいものでもあります。最近あった「この冬一番の冷え込み」には露天風呂「オリオン座風呂」の湯温がぐんぐん下がりました。もともと大量団体時代に作られた広い湯船の露天風呂です。循環させることを念頭において作られた大きさですから、源泉のみの場合はどんなに熱い源泉を注いでも湯温は当然下がります。沸かし直すわけにはいかないので、これだけは止めようがありません。お客様には大変申し訳ありませんが、湯温の低さについてはご了承お願い申し上げます。
なるべく湯の温度を保とうと、湯守である当館専務は毎日深夜すぎまで点検・見回りをしております。個人のお好みもあるかとは思いますが、昔から吉奈の湯の温度はかなり低めでした。川端康成の随筆にも「まったく女子供の湯にはつきあえぬ」と書かれていた位です(笑)。
もともと自然の恵みを人間のために温度を上げたり下げたり…温泉としてそれはやはり本来の姿ではありません。好みの湯温度で入りたい方は、自分で管理できる「ご自宅のお風呂」が一番です。温泉に来る意義とはそこ以外にあるのでしょう。
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植木屋さん・畳屋さん・大工さん…職人大集合の年末

漬物-00011.jpg
いよいよ年末。植木屋さんがさくさくと日本庭園の植木を整え、露天風呂から見える植木の、飛び出た小枝もきれいに落としてくれました。すがすがしいとはまさにこのこと。実は植木屋さんは私の憧れの職業なんですよ。これで多少すっきりしたお庭で、皆様をお迎えすることが出来ます。
そうそう、門松もしっかりと出来上がりました。
一部客室では畳の入替えも行われました。やはり畳替えはちょっといい気分ですね。明日の午前中まで大工さんも入ることになっています。新しい風呂桶が着いたし、重箱・お香・抹茶・みかんもOK。問題は柳です。異常に高値でびっくり!もち花を作ろうかと思っていたのですが、気持ちがなえました…。社長は社長で、勝手に提灯屋さんに玄関の大提灯を発注。みんなでここぞとばかりに新調するので、経理を預かる専務はキィーっとなってます。びくびく…。
皆様に楽しんで頂くべくがんばっておりますので、どうぞ遊びにいらして下さい。12/26〜30(12/31は紅白などのためお休み)1/1〜3は大変好評の下山氏による【キャンドルコンサート】も連日開催!
12/27 あと1室
12/28 満室
12/29 あと1室
12/30 あと3室(露天付き客室2室)★オトクになりました★
12/31 あと1室
1/1   あと3室★オトクになりました★
1/2   あと3室(露天付き客室1室)
1/3   空室あり★オトクになりました★
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年末の仕度、つぎつぎと

なんだか不穏な社会情勢となった2008年の年末。
御宿さか屋も年末の準備で、慌しくなってきました。昔はコンビニも無く年末年始に開いている店はありませんでしたが、最近は1月1日より営業している店も。時代が移り変わっているのでしょう。年末に向けての在庫は最低限で済むようになりました。
でも、通常の準備の他に
おせちの重箱・おもち・屠蘇さん(お屠蘇用の薬草を入れた袋)・新しい湯桶・祝い箸・門松とお飾り・植木屋さんの手配・正月用お酒・年越しそば準備・椿と雲竜柳・水引・水仙・炭・お香・抹茶・茶せん…。
ばんばん宅急便が着くので処理に忙しい毎日です。まだまだ忘れているものがありそうで、コワい…。
もち花_0449.jpg
(今年はもち花作れるかなぁ…)
しかしながら年末12/31・1/1・1/2以外は、ほとんど通常と変わらないおもてなしになりそうです。良かった。時候の特別感もわくわくしますが、いつも喜んで頂いている手馴れたおもてなしも大切です。お客様にご不便をお掛けしないように、今からシュミレーションにいそしんでます。
そしてその期間に突入すると「心頭滅却」無心の境地で、お客様のために働く、はたらく、ハタラク…。1年で一番重要なお仕事期間、がんばります!
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背中を流す・・・温泉でのコミュニケーション

NHKの番組で「知るを楽しむ選 歴史に好奇心−あ〜極楽の銭湯史−」と言う番組を見ていたら、話には聞いたことがあるが見たことは無い【三助】と言う仕事人が出てきました。
【三助】銭湯で背中を流してくれるプロ。東京の銭湯に1人だけ残っているそうです。番台で400円払って「流し」と書かれた木の札を貰い、それをぺたっと鏡に貼っておくと、三助さんが来て背中を流してくれたり、マッサージしてくれるのです。
「背中を流してもらう」って、皆が一緒にお風呂に入っていた頃の大事なコミュニケーションのひとつでした。私の小さい頃は吉奈も共同湯しかなくて、「大湯」(共同湯&第一源泉の名前)は皆の情報交換の場。背中を流しっこするのはほとんど母親とでしたが、近所のおばあちゃんが居た時は流してあげたこともあったかも。背中に手が届かないんですよ。たいていはしわしわタオルで背中を洗うんですが、やはりお年よりは自分では大変です。
お万さん風呂・紅葉-_0091.jpg
かく言う私も中学生ぐらいの時に自宅にお風呂が出来て、共同湯に通わなくなってからそういう習慣も見なくなります。小さな子供がいれば背中を流すこともあるでしょうが、成人してからはドラマとか漫画の世界で出てくるものに。ある意味、非日常になってしまいました。
では、あえて温泉に来た時ぐらいは、大人でも「背中を流す」のをやってみてはいかがでしょう?ホームドラマみたいでしょ?ご両親との旅であれば、なおさら良いではないですか。
もぁもぁの湯気の中、温泉に入りながら話をすれば、多量のマイナスイオン摂取になりますし、のども潤っているのでかなり健康に良い。銭湯や温泉は社会性を学び、情報交換や親睦を深めるのに役立った、一種のツールなのかも知れませんね。
※お万さん風呂の紅葉は終わりました。さか屋大かえではまだ少し残っています。
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40年ぶりの新婚旅行

さか屋は長く宿を続けていますので、多くのお客様に来て頂きました。その中でもよくあるのが「いや〜実は○○年前に新婚旅行で来たことがあるんです」というお言葉。本日はその当時のお写真をお持ちのお客様がお見えになりました!
関西風に言うとしゅっとした旦那様に足がとってもきれいな奥様!カッコいいカップルですね!新婚旅行のお写真です。
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この時からもうずいぶん経ちました…。
今回は本当にお久しぶりです。楽しんで頂けたご様子、私共も大変うれしいです。
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今度はお孫さんとおこしになるそうです。覚えていてくださって、本当にありがたいなあと感じました。
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