「こ)伊豆ごはん・うまいもん」の記事一覧
自然の恵みと人々の努力を味わう…ワサビ
この凄い場所は中伊豆の山奥。わさびの棚田にそびえ立つ大きな木です。この足元には天城山麓の湧水を生かしたワサビが栽培されています。
夏の写真ですが冬の今でも、山葵農家さんは収穫作業をこなします。私達が口にする山葵は、農家の方々が冷たい水の中から引き上げたもの。全ての収穫物に作った人がいます。バックグラウンドを知ると、美味しさとありがたみが倍増しますね。実際こちらの農家さんの生山葵、最高品種の「真妻」は味も香りも素晴らしい逸品です。ぜひさか屋でその味を体験してみて下さい。
このわさびを味わいたいなら【天城越え十八品プラン】
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創作会席「天城越え」春の新メニュー【さくらづくしの膳】その2
河津さくらもちらほら咲き始めたとの噂が…今の時期は天気も安定し、ちょこっと寒いけど旅行日和ですよ?
先日、毎年恒例の創作会席「天城越え〜桜づくしの膳」の試食会がありました。その第2弾!
先椀「白子しんじょと春の若筍椀」
板長の情熱注いだ出汁が光る先椀は今回、しらこしんじょと若布・筍という春尽くし。じっくり味わってどうぞ。
お造り「駿河湾造り〜春のあしらい」
駿河湾の深海から揚がる「手長赤座海老」は安定供給が難しい希少な海老。ぜひ食べてみてください。人によってはあの海老より美味しいと評判です。
「春だこ・蟹・桜葉のさくら粥」
今回のおしのぎはピンク色のおかゆ。春といえば蛸。蛸と蟹、そして桜葉を入れたさくら粥。ふつふつと暖めた後、うつわに盛って最後に「板長渾身の銀あん」を注いで味を調えます。これが絶品!!
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復活!伊豆の美味いもの〜【西伊豆土肥・さくら】
所用ありまして西伊豆・土肥に出かけました。同じ伊豆市とはいえ気候も風景も違う地域。たった30分なのですが、すっかり旅行気分です。用事が済んだ後、観光協会さんで「美味しいお店ありますか」とお聞きしたら「地元の方々も行くお店です」とすっと教えてくれました。こういう風にすっと紹介してくれるのも観光客にとっては良いですね!
「伊豆市役所・土肥支所」近く、ガソリンスタンドのとなりにある【地魚料理 さくら】
入ると白いボードに今日のお勧め地魚が書かれています。ミルクガ二って何?あわび・伊勢海老も安い!私が旅行者ならウハウハしちゃいそうデス。仕事じゃなくて、夕食で、旅人だったらアレとコレとかたっぱしから…。
お隣の地元の方は「焼肉定食」でしたが私は「ミックスフライ定食」カキ2コ・エビ・イカ・キス・串カツがのっていてなんと1200円!安い…。
「焼魚定食」本日はイサキ。旨そう〜!かなりのボリュームで1500円。もちろん上写真の小鉢・味噌汁・茶わん蒸し・おしんこ・ごはんも付いてきます。
圧倒的人気の「海鮮丼」。女将いわくごはんが少なめなのが良い。10種類程度のネタが載っています。生白魚?生しらす?が美味しかったとか。あと、この数量限定「深海海老の味噌汁」が絶品!エビから良い出汁が出ています…。御宿さか屋でお出ししている「手長赤座エビ」とも違う種類でした。駿河湾の深海…知らない種類の魚や名前の付いていない魚も多く、まだまだ奥が深いです。これで1500円。奥の席は皆さんこれでした。
あと、エビフライも良さそうでしたヨ!良心的な価格で追加オーダーも出来そうです。次はコレだな!
スゴイのは「良いお酒を置いていること」。なんと「磯自慢」がリストに載っているので驚きました。実はこれ、年末から全く入手できなくなってる静岡の酒で、昨年の洞爺湖サミットで使われたと有名になってしまったのです。元造り酒屋の御宿さか屋ですから、うちでもこだわって扱っていましたが今は入荷待ち。
値段を聞いたら、マジでいいんですか?の値段で飲ませてくれます。ただし入荷があればデス。
西伊豆土肥【食事処さくら】
久々の「美味しいもの」レポートはやっぱ楽しいな〜。
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慣習は不景気な時にこそ★縁起物【七草がゆ】
三島は野菜がおいしい土地。昨年の「地域観光カリスマ育成講座」でも研修に行きましたが、三島の農家さんの中には「七草」を重点的に生産しているお家もあるんです。
昨年はその農家で年末働いていた下山さんから頂きました「七草セット」
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
すずしろ(大根)がミニサイズでかわいいですよね。少量ずつパックに入って売っています。これをちゃっちゃと切って、おかゆに入れるのです。
こちらの農家さんの「七草セット」は主に首都圏のデパートなどで販売され大変な人気です。年末の七草パック詰め準備の時は駅に送迎バスを出すほど、多くのアルバイトさんが一斉に作業をします。初めは「こんな雑草温室で育ててどうするんだろ?」と言われていたそうで、先見の明とは素晴らしいものですね。その方のおうちは「七草御殿」と言われているとかいないとか?
新しい年の無病息災を祈りつつ、召し上がるのが吉。どんなに時代が変わっても受け継がれる慣習・縁起物は健在といったところでしょうか。
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創作会席【天城越え十八品】の秘密?
人気の創作会席【天城越え十八品】。どうやったらそんなに食べられるの?と聞く方も居ますが、食べ切れますとも!
もちろんそれぞれの大きさは小さめになってます。そして少しずつ提供するので、無理なく食べられる。旬の地物を使い、丁寧に作られるその料理は、私たちでも感心してしまうほど。
御宿さか屋の料理長は【味重視派】。板前の世界にも意匠に凝ってとっても美しい料理を作る人もいます。しかしある意味それは廃棄分も多いのです。昔の板前は野菜で鳳凰とかよく作ってましたが、食べられるって言っても食べられませんから(笑)。今の料理長は見栄えも気にしつつ、それ以上に味が良い!だからこそ18品完食して頂けるのです。
18品の料理のほとんどは魚と野菜を使ったもの。例えば今の献立は肉料理は1つだけです。1ヶ月〜40日間で1度メニューが変わるため、お品書きは追いつきません…。苦手なものがあったら変更して差し上げたいのですが、1つのポーションが小さい為「代わりの料理」はご用意が難しいのです。いろんな料理がございますので、苦手なものはお連れ様に召し上がって頂いて下さい。
申し訳ありませんが、小さいお子様をお連れの方には【天城越え十八品】をお勧めしておりません。小さなお子様は多分「少しずつ出てくる時間のかかる料理」に耐えられません。待つ時間に飽きてしまってかわいそうなので、小さなお子様とお出かけの際は、一気出しに近い形の「大名焼」や「いのしし鍋」のコースをお勧めしています。
このように料理に関しては、いろいろな事柄を考慮して提供しております。どれが自分にとって一番ベストなのか?わからなくなったら女将や若女将に相談して下さい。お勧めをお選びします。
そして今の年末年始。プランを選んだ本人以外はコースの内容を全く知らない場合があります。あらかじめ創作会席については、お時間がかかることをお知らせしておいて下さい。飲んで騒いでの宴会料理でもありません。こだわりを持って提供していますので、さっさと出せと言われても困ります。
かく言う私も今の時期、2時間半の間にどうやったら40名のお客様に12〜15品のお料理をご提供するかに命をかけてます!出すほうも大変なんですよ〜(涙)?
今日は任務完了でした!明日からもがんばってます!!
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