「は)伊豆のほほんだより」の記事一覧

秋のメニュー★美味しそうに変わりました

一年で一番美味しそうなこの時期…。創作会席の秋メニュー始まりました!
1864-会席前菜
秋の前菜は「ふきよせ」松茸・ぎんなん・きぬかつぎ・むかごよせ…秋じゃなきゃ!という素材がこれでもかとのっています。
1865-会席酢の物
酢の物はウチの調理長がこだわるところ。鯖を菊花に巻きつけて、上にはなすの翡翠よせがきれい。
1866-会席焼物
「秋は秋刀魚」ですが、さか屋の秋刀魚はふとねぎに巻きつけて「秋刀魚の竜眼焼」に。葱の甘みと油がちょうど良くさっぱりと食べられます。量が多くないのも良いです
1867-会席満月椀

先椀は夏の名残のはもと名月を模した玉子豆腐の「満月椀」。春菊が月に棚引く薄雲のよう、こうなると一枚の絵ですね。これも味わい深い一品です。

こちらは創作会席のコースの一部です。

露天風呂付き客室の楽しみ・・・

肌寒くなりいよいよ温泉シーズンに突入です。さか屋にはいろんなお風呂もありますが、やっぱり贅沢なのはお部屋に露天風呂があったら良いですよね。
1868-露天付き一般室

お部屋露天の良いところはやっぱり源泉100%かけ流しを独り占めできること。時間を気にせず好きなときに好きなだけ入れること。ですかね~?

美味しい料理でお腹が満足して一休みしたら、ざぶんと湯に浸かりながらお月見も最高でしょうね?冷えた地酒やサイダーなんかも用意して、のんびりゆったり…。夜もいいのですが、景色を満喫するなら夕暮れ時や明け方もおすすめです。
1869-露天付き一般室
今なら緑を満喫できる、最後のシーズンです。この後は山が染まり始め、紅葉風呂は11月ですね。楽しみです。

新登場!伊豆・海と山の鍋対決★桜えび鍋&いのしし鍋【Wなべプラン】

新プランシリーズ♪
最近はすっかり夜の寒さが定着しましたもんね。こうなれば、やっぱり鍋ですよ、鍋。秋冬の天城の郷土料理と言えば味噌仕立ての「いのしし鍋」。猪が山のものなら、さか屋の海の鍋は、桜エビ独特の出汁が効いて旨みたっぷり由比の漁師鍋「生桜えび鍋」。どっちも劣らず人気なので、両方つけちゃう欲張り企画です♪

真剣!自分が旅行に出かけるなら???

みなさん、もうすぐ連休ですね?楽しみですね?私も皆様にお会いできるのを心より楽しみにしております★しかしながら、忙しさのあまりぼ~っとしていたらどうぞお声をかけて下さいませ♪

実は毎年9月10月は研修の時期と決めているのです。この時期に新しいアイディアやヒントを仕込んで熟考して、次につなげると。100年に1度の不況と言われるこの時代、何が受け入れられるのか。また流行に流されないで道を築くには、どうしたらよいのか。日常を離れて考えるのも必要です。

と言いつつ、実は単純に旅が楽しみだったりして。自分で旅行に行くとなると真剣に下調べです(笑)。そこで、自分が何を楽しみにしているのかもう一度気づかされます。

例えば・・・どんな宿泊であろうと(たとえ仕事や部活の合宿でも!)「夕食はその旅行のピーク!朝食もお楽しみポイント」とか。「実は良いものが見つかれば『おみやげ』は積極的に買ってみたい気持ちはある」とか。私は日常に温泉が組み込まれているので、温泉は必須。貸切風呂はあった方が良いけど、別に料金が必要ならばいらない。気取らない旅なので、予算は宿泊に平日2万円までと、場合によって2万3千円位まで(日常を忘れきる!ような高級宿にはあまり行きません。裏側も分かりますし)。また伊東園グループような7800円の宿も、体験として一度行ってみたいですね。

一番勉強になるのは「何をポイントに宿選びをしているのか。何を期待しているのか」ですね。けっこう無意識みたいなので、自問自答しながら目的意識を確認します。

仕事やお付き合いで出かける旅は、自分が決めた宿じゃないから、特にこだわりは無いのです(そんな用事だけは数がある)。でもやはり年に1度ぐらいは「お客様の立場」から見ることは必要ですね。
1863-露天付き一般室
宿HPで意外に見ちゃうのは、イメージショットの写真でした。これは自分でもびっくり。

皆様は何をメインに旅を企画しますか?何がポイントで宿を選びますか?

時々私もお客様に直接お伺いする事が、あると思います。単刀直入に「何がきっかけで当館をお選び頂きましたか?その目的はご満足頂けましたでしょうか?」などなど。ぜひともお聞かせ下さいませ。今後の大きな参考にさせて頂きます。

やはりその期待に応える為に、気持ち良く過ごして頂く為に、いろいろ考えないとと気を引き締めるのでした。

さか屋のバリアフリーへの取り組み

先日足を怪我した女将がシルク・ドゥ・ソレイユを見に行った話をしました。車椅子も貸してくれたし、昔よりずっとバリアフリーが実用段階に近づいているようです。

実はさか屋は昔、階段の宿でした。現在の2階から5階部分までずうぅっと階段。風情はありましたが、ちょっと実用的ではない。そこで、昭和50年に中伊豆で初めてエレベーターを付けました。これで、大変便利になりました。

もうひとつは「城下橋」。これは大正時代にかなり凝って作られた石造りのアーチ橋です。フロントからこの橋に続く十数段だけは、どうしても外せない。

そこで家庭用階段リフト(バリアフリーリフト)を付けました。これ非常に便利!これを設置してから女将は2回ほど足の怪我をしていますが、一番彼女が使っています。
1859-リフト
ちょっと足が弱いお客様でもこれがあれば大丈夫。毎回「大変楽でいいねぇ」と喜んで頂いております。駅で見かける「車椅子ごと運ぶリフト」と違って気軽に操作でき、場所もとりません。

この他大浴場と露天風呂の一部に手すりもついています。お食事もご希望があればイスとテーブル席がご用意できます。ベッドは運び込みも致しますが、ベッド設置のお部屋もございます。

最近おいでになったお客様に教えて頂いたのが、ベッドの手すり!これがあると起き上がりにとても便利なのだそうです。手術で入院した事がある方には経験があると思います。あの起き上がりは手すりがないとなかなか難しいのでした。
お客様はご自身でこれを当館まで発送して滞在されたのでした。
1860-手すり
これを既存のベッドに差し込んで使います。
こんな感じ! ↓  とっても簡単です。これがあるだけで全然違うのだそうで。
1861-手すりベッド
このお写真はお客様の手すりを撮影させてもらったものです。販売元はベッドメーカーでしたが、ネットで調べたら手すりを専門に作っている会社がありました。近いうちウチでも揃えようと思っています。

もうひとつ、先週お泊りのオーストラリアからのお若いカップルです。到着してみたら彼女が少しは歩けるけど基本車椅子での移動の方でした。事前連絡はなかったのでちょっと慌てましたが、彼女の元気な様子に「そうか、気軽に車椅子で海外旅行できちゃうんだ」と感動したのです。もちろん何の問題もなくスムーズにお泊り頂きました。海外から!車椅子で!日本語ほとんどNOで!来ちゃうんです。すごいですよね。心のバリアがないんです。私達の頭が固いだけなんだ・・・。彼女達からは反対に元気と希望をもらいました。

全館のっぺりとした完全バリアフリーの宿ではありませんが、多分ご想像よりもっと簡単な方法で、バリアフリーに取り組んでいます。足が弱いお客様こそ吉奈温泉に浸かって欲しいから、ぜひお気軽にお出かけ下さいませ。お待ちしています。