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元造り酒屋の【御宿さか屋】に『静岡の地酒』アリマス!

「静岡の地酒」と聞いてピンと来ないかもしれません。でもちょっと日本酒に詳しい方ならお分かりかと思いますが、静岡県は意外と『地酒の銘醸地』のひとつとして酒造りも盛んな土地なのです。

静岡の地酒が大きく飛躍したのは、昭和61年に開発された「静岡酵母」が大きな原動力となっています。その年の「全国新酒酒鑑評会」では全国的には無名であった静岡の地酒が、金賞の実に1割近くを占めるという快挙を成し遂げたとか。

静岡酵母は、酢酸イソアミル優勢の柔らかな果実香を引き出す、静岡県開発のオリジナル清酒酵母。静岡酵母で醸した酒は「静岡型吟醸」と呼ばれ「フレッシュで飲みあきしない酒」「フルーティな香りで、雑味のない綺麗な酒」「優しい味と香りで、食中酒として最適」と評価されるそうです。
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昔は造り酒屋をやっていた「御宿さか屋」。今はさすがに本業を宿屋にしてしまったため、酒造りはしていません。その為親類の酒蔵に造ってもらっています。そんなこんなで、当館では静岡の酒を集め、いくつかを「利き酒セット」としてお分けしています。

内容はその日によって様々ですが、御殿場の「金明」・芝川町の「富士錦」・藤枝市の「初亀」・掛川市の「開運」・浜松市の「花の舞」など。
時には「洞爺湖サミット」で食前酒に使われたというので、現在入手が大変困難な焼津市の「磯自慢」も入る事があります。さか屋では以前から「磯自慢」の販売はしていたのですが、サミットうんたらのおかげでこんなに入手しにくくなってしまって、本当にメイワクです。

でもイチオシはやっぱり「さか屋の酒」!!御殿場の根上酒造さんに作って頂く大変希少な酒です。すっきりとした辛口の味わいは、湯上りの晩酌や食事中の酒としても飲みやすく大変好評です。

せっかくの「御宿さか屋」ですから、ぜひ日本酒を召し上がってみて下さい。

吉奈温泉の紅葉はいい感じになってきました

寒暖差が大きくなるに連れ、紅葉も染まってゆきます。今はオレンジ色の吉奈温泉ですがもう少ししたら赤い紅葉もご覧になれるでしょう。
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寒くなると一段と温泉が身体にしみる感じ…。

先日おいでのご婦人は来年80才とおっしゃってました。来館時は杖よりも車椅子の方が良いかなと思うくらいのご様子でした。が、お帰りの朝は杖を器用につきながら、すいすいと階段を下りて来られたのです。驚いて聞いてみたら「部屋の露天風呂を足湯代わりにしてずっと足を温泉に浸けていたの」とおっしゃいます。吉奈温泉の効果てきめんですね!
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来週にかけてが紅葉の見頃でしょうか?でも12月になっても当分紅葉は続きそうですね。

京都のお宿探訪

だったら行ってみたいと思ったのは、注目しているお宿があったから。数年前ある研修旅行でお知り合いになった若女将さんのお宿を訊ねてみたかったからなのです。

「祇をん新門荘」の若女将さんはお若い頃から第一線で活躍されている美しい方で、彼女に会いたくて訪れるお客様も多いとか。いろいろと努力・工夫されている姿を一度現場で拝見してみたかったのです。
とはいえ、ピーク時の京都でお忙しいのはわかっていますから、お会いできればラッキーという気持ちでした。

8時も過ぎてましたが快く迎えて頂き感謝しきりでした。いろいろとお話し伺う事が出来、京都まで来たかいがありました。同じ若女将という立場の方にお会いする事は非常にまれですし、彼女のような聡明な女性が同業というのはなんとも心強いことです。

既存の京都の宿というイメージにとらわれずに新しいものを、彼女だったら作れるでしょう。私もがんばらねばと思いました。
ちなみに彼女のブログは積極的に動かれている様子が伺え、コアなファンも多い人気ブログです。読めばこのお宿に行きたくなる事まちがいなし(笑)!京都にお出かけの際はぜひ。今回は団体旅行でしたので、次回は私も泊まらせて頂きたいなと思っています

京都に行ってきました

地元金融機関の取引先同友会の旅行が今年はなんと「秋の京都」!よく取れましたね~?すごい!と言うくらい「秋の京都」は特別なもの。毎回参加しているわけではないのですが「京都の最ピークとはどんなものか?一回見ておくと勉強になると思うよ」という女将の言葉で行く事にしました。

結果・・・スゴカッタデス。観光地「世界の京都ここにあり」という感じ。今回参加されたのは、ほとんど地元の事業主のご主人や奥様だったのですが、私は「若者こそ今後の為に一度見ておいたほうが良いよ」と言いたい。大変な人の波、波、波・・・。それが2000年の歴史の故であっても、長い間日本の首都だったからとしても、最高クラスの観光地のトップシーズンを見ておくべきだと思うのです。「不景気だから…」という言い訳がきかない現状がそこにあるから。それでも地元のタクシーさんに言わせると「去年の秋より3割減」とのこと。ひぇ~これでも、そうなの?

あと気持ち良い位「観光が主産業」と認識されているところ。京都は様々な美術・工芸品はもちろん科学・産業の面にも多く貢献し、最先端の都市だと思いますが、それでも意識はかなり観光業に傾いています。

まず平安神宮近くでお昼を取って 真正極楽寺真如堂 ⇒ 詩仙堂丈山寺 ⇒曼殊院(ちょっと私用で曼殊院は抜けました)
翌日は京都御所(一般公開日は11/10で終わっていた) ⇒ 東福寺 ⇒ 宇治・平等院 ⇒ 大津・石山寺 のコース。

何処に行っても人人人…。詩仙堂や東福寺は先人達が長い時間をかけて設定した、計算されたような美しい構図。一瞬誰もがはっとさせられる美しさです。でも人で混み合う中流れ作業で見る紅葉はちょっと味気ない。

面白かったのは真如堂。ちょうど「お十夜」結願の日に当たり、結願大法要が行われ僧衆や稚児の「お練り」に出会う事ができました。お稚児さんはがんばって歩いてくる子、バッチリカメラ目線の子、待ちつかれて眠っているのをお母さんに抱かれて歩いてたりいろいろで、ほほえましかった。

源氏物語にも出てくる「石山詣」の石山寺は、まさに紫式部が源氏物語を書いたと言われる所。京都に比べると比較的人が少なく、渋いお寺の雰囲気を満喫できました。

実は女将からどうしても「緑寿庵 清水の金平糖が食べたい」と言われ、京大近くのお店に買いに行きました。行く途中タクシーの運転手さんが「今日は15日だから、百万遍の知恩寺で市が開かれてるよ」と情報を頂き、せっかくだから覗いてみたのです。ここ「百万遍の手作り市」はいわゆるクラフトマーケットで、プロアマ混在で「自分の作ったものを売る市」として有名らしい。バザーとは違うのです。ここが大変面白かった!

「ち江す」さんという作家さんが売っていた、かわいらしい手書きろうけつ染めのうさぎバッグに一目惚れ!15分ぐらい悩んでひよこ柄とりんご柄のポーチと一緒にお買い上げ。線がとってもやさしくてかわいらしいし、染めのグラデーションがとってもきれいなのです。着物にも洋服にも合います。作品としてもステキなので、眺めているだけで満足!1点モノなのに、こんなにお手頃価格でいいのか?とほくほくしながら、ちょっと斜めになってる「てびねりマグ」400円とざらめせんべい100円も入手し、充実した買い物タイムを過ごしました。

天城秋冬の旬!ジビエ料理を楽しみませんか?

そろそろシーズンも中盤戦の天城名物「いのしし鍋」が大好評です!お酒にもごはんにも合う「濃い目の秘伝だれ」が人気の秘密。ぜひお試し下さい。
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私も大好きなんです、このお鍋。「いのしし鍋」などのジビエは身体が暖まりますし、美肌の味方「コラーゲン」も豊富に含まれて、なおかつヘルシーという意外にも女性にぴったりのお鍋なのです。ぜひ食べて身体の内側から暖まって下さい★