伊豆天城吉奈温泉　御宿さか屋～ブログ～伊豆のほほんだより

奥山儀八郎「さかや旅館　色紙」

奥山儀八郎（おくやまぎはちろう)1907年ー 1981年は、日本の木版画家。明治40年山形県寒河江市生まれ。主に商業広告版画・創作版画を手がけた。
上阪雅人(こうさかがじん)に学ぶ。昭和3年、第8回日本創作版画協会展に初入選。同年日本毛織（ニッケ）広告部に入社し木版多色刷りの広告版画を制作。6年後フリーとなり、東京広告美術協会を設立する。戦後は日本版画研究所を創立し,初代歌川広重の「東海道五十三次」の復刻や風物版画を手がけた。

御宿さか屋には1953（昭和28）年1月に来館。

可愛らしいタッチでマッチ箱やおてもと袋のデザインをさらさらと書いて下さいました。さすが広告デザインの専門家。こけしのような絵はたぶん「子宝の湯だから」と幼なごを背負った姿ですね。

昭和28年はさか屋にとって大きな変化の年でした。同じ年に奥山儀八郎先生も来館して下さっていたことに驚きを隠せません。可愛らしいデザインをいつか何かで具現化出来たらいいなぁ。夢は尽きませんね。