京都に行ってきました

地元金融機関の取引先同友会の旅行が今年はなんと「秋の京都」!よく取れましたね~?すごい!と言うくらい「秋の京都」は特別なもの。毎回参加しているわけではないのですが「京都の最ピークとはどんなものか?一回見ておくと勉強になると思うよ」という女将の言葉で行く事にしました。

結果・・・スゴカッタデス。観光地「世界の京都ここにあり」という感じ。今回参加されたのは、ほとんど地元の事業主のご主人や奥様だったのですが、私は「若者こそ今後の為に一度見ておいたほうが良いよ」と言いたい。大変な人の波、波、波・・・。それが2000年の歴史の故であっても、長い間日本の首都だったからとしても、最高クラスの観光地のトップシーズンを見ておくべきだと思うのです。「不景気だから…」という言い訳がきかない現状がそこにあるから。それでも地元のタクシーさんに言わせると「去年の秋より3割減」とのこと。ひぇ~これでも、そうなの?

あと気持ち良い位「観光が主産業」と認識されているところ。京都は様々な美術・工芸品はもちろん科学・産業の面にも多く貢献し、最先端の都市だと思いますが、それでも意識はかなり観光業に傾いています。

まず平安神宮近くでお昼を取って 真正極楽寺真如堂 ⇒ 詩仙堂丈山寺 ⇒曼殊院(ちょっと私用で曼殊院は抜けました)
翌日は京都御所(一般公開日は11/10で終わっていた) ⇒ 東福寺 ⇒ 宇治・平等院 ⇒ 大津・石山寺 のコース。

何処に行っても人人人…。詩仙堂や東福寺は先人達が長い時間をかけて設定した、計算されたような美しい構図。一瞬誰もがはっとさせられる美しさです。でも人で混み合う中流れ作業で見る紅葉はちょっと味気ない。

面白かったのは真如堂。ちょうど「お十夜」結願の日に当たり、結願大法要が行われ僧衆や稚児の「お練り」に出会う事ができました。お稚児さんはがんばって歩いてくる子、バッチリカメラ目線の子、待ちつかれて眠っているのをお母さんに抱かれて歩いてたりいろいろで、ほほえましかった。

源氏物語にも出てくる「石山詣」の石山寺は、まさに紫式部が源氏物語を書いたと言われる所。京都に比べると比較的人が少なく、渋いお寺の雰囲気を満喫できました。

実は女将からどうしても「緑寿庵 清水の金平糖が食べたい」と言われ、京大近くのお店に買いに行きました。行く途中タクシーの運転手さんが「今日は15日だから、百万遍の知恩寺で市が開かれてるよ」と情報を頂き、せっかくだから覗いてみたのです。ここ「百万遍の手作り市」はいわゆるクラフトマーケットで、プロアマ混在で「自分の作ったものを売る市」として有名らしい。バザーとは違うのです。ここが大変面白かった!

「ち江す」さんという作家さんが売っていた、かわいらしい手書きろうけつ染めのうさぎバッグに一目惚れ!15分ぐらい悩んでひよこ柄とりんご柄のポーチと一緒にお買い上げ。線がとってもやさしくてかわいらしいし、染めのグラデーションがとってもきれいなのです。着物にも洋服にも合います。作品としてもステキなので、眺めているだけで満足!1点モノなのに、こんなにお手頃価格でいいのか?とほくほくしながら、ちょっと斜めになってる「てびねりマグ」400円とざらめせんべい100円も入手し、充実した買い物タイムを過ごしました。