まだまだ続く吉奈温泉の紅葉★もみじが多いのは何故?
写真の紅葉は風に飛ばされてしまいそうですが、さか屋名物の「さか屋大かえで」の紅葉も来週が見ごろ♪
先々週天城峠の【天城もみじ祭り】まで2週続けて行ってきた結果、一番もみじが植えられていたのは【吉奈温泉】でした。
1280年前から門前町として栄えた伊豆・天城吉奈温泉。その歴史の一端を担うものとして【御宿さか屋】も存在しますが、この美しいもみじ達にもその歴史を感じます。植林するにも長い年月をかけて出来上がるもの。伊豆でも珍しい美しいもみじ。やはり計画的に実行されているのでしょう。
↑ この並木は桜ともみじが交互に植えられています。
特に当地は昔から東京など「遠方からのお客様」が多かった特別な場所らしいのです。昔の郵便局は立派な洋館だったそうですし、川端康成も通ってきていた「碁会所」もありました。戦前から欧米人が住んでいたなど、普通の温泉地ではちょっと想像できない層の厚さを感じます。
その当時から25メートルプール(しかもかなり深くて全くの競技用)やテニスコートを持っている施設もある温泉地って、ちょっとスゴクないですか?
特に地元の年配の方々は「伊豆でも吉奈温泉は本当に特別な温泉。訪れる人々も湯ヶ島や修善寺とは格が違う場所だったんだよ」と口を揃えておっしゃいます。なるほど。そう言われてみれば、変わってる。
伊豆の歴史ある天城(下田)街道から1本入った、山に囲まれた静かな湯の郷。そのプライベート感も「特別な感じ」に一役買っているのかもしれません。
「ここをもみじの郷にしよう!」と意図しないと、これだけの多さにはなりえません。外からのお客様が多かった吉奈温泉だからこそ「都会の人が好む」もみじを集中して植えたのではないかと思われます。
さりげなく自然に配置されてるけれど、もしかしたらとても計算された心地よさなのかも。どちらにしろ「この土地・この環境を近代化せず、そのまま守りなさい」と言った岡本太郎さんの言葉が身にしみます。
「常に先進的」だった伊豆・天城吉奈温泉の祖先たち。今の方がホント遅れていて、やっと追いついているような感覚です。いや、実際そうなのかも。
振り返るたびに、未だ驚かされることばかりです。
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