御宿さか屋のおもてなし〜「つかずはなれず」?
長く旅館をやっていると自然とお客様の要望度が見えてくることがあります。手取り足取り教欲しいのか、かまわないで欲しいのか。
御宿さか屋のおもてなしスタイルは「お客様が主役」かつ「つかずはなれず」。館内でのスタッフの姿は裏方・黒子と同じと考え、極力最小限度にしています。それゆえ「人に会わない宿」と言われる事もあります。
洋服を選ぶ時店員にずーっと側にいられるのは苦手な人もいます。最近はこの傾向が強いのでお構いしない事も多いのですが、明日の観光情報のパンフを見ておいでの時や、手持ち無沙汰そうな時はこちらからお声をお掛けしています。あくまでお客様が主役で宿はサポート役、ご要望があればいろんな手配も致します。ご要望はどうぞバンバン?フロントにお尋ね下さい。
最近頂いたご意見の中にあったお言葉に「適当にほったらかしてくれて、しかし宿の方はちょこっと気を使ってくれるベテランさを感じました。」とありました。接客に物足りなさを感じるお客様もおいでかと気にかけてはいるものの、理解して頂いてうれしいなぁとしみじみしてしまいました。