ミツマタ咲く修善寺の春
修善寺のお蕎麦屋さんの庭に珍しい花木を見つけました。
ミツマタです。(以下ウィキペディアから抜粋)
「ミツマタは中国中南部・ヒマラヤ地方原産。皮は和紙の原料になる。その枝が必ず三叉、すなわち三つに分岐する特徴があるため、この名があり、三枝、三又とも書く。春の訪れを、待ちかねたように咲く花の一つがミツマタである。春を告げるように一足先に、淡い黄色の花を一斉に開くので、サキサクと万葉歌人はよんだ(またはサキクサ:三枝[さいぐさ、さえぐさ]という姓の語源とされる。)」
ほーサイグサさんの語源はここからかぁ。日当たりに咲いている低い木ですが、可愛らしい花が人を引き寄せずにはいられません。
ウィキを読み進んだら面白い記述がありました。
「みつまた」が紙の原料として表れる最初の文献は、徳川家康がまだ将軍になる前の慶長3年(1598年)に、伊豆修善寺の製紙工の文左右衛門にミツマタの使用を許可した黒印状(諸大名の発行する公文書)である(当時は公用の紙を漉くための原料植物の伐採は、特定の許可を得たもの以外は禁じていた)。
「豆州にては 鳥子草、かんひ みつまたは 何方に候とも 修善寺文左右衛門 より外には切るべからず」
とある。「かんひ」は、ガンピのことで、鳥子草が何であるかは不明であるが、ミツマタの使用が許可されている。
こんな所に「修善寺とミツマタ」につながりがあったとは。読み込んでいかないと出てこない情報ですよ。ここにミツマタを植えた人は多分修善寺とミツマタのつながりを知っている人なのでしょう。粋ですね。
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