「観光系大学」看板倒れ 業界就職は卒業生のたった2割

【「観光系大学」看板倒れ 業界就職は卒業生のたった2割】
YahooNews・産経新聞2009/1/10

「自分が旅好きだから、観光を勉強したら華やかで楽しいな〜」と考える人の多さにつけ込んで、とりあえずの観光知識の詰め込みだけで済ませようとした大学側の甘さ。未だにJTBが就職先上位にあるのを見ていると、全てイメージ先行なんだと思う。かなーり大変な仕事ですよ?

観光庁が観光関連企業を対象に「求める人材像」を調査したところ、管理職・リーダーとしての素質・適性▽どの部門にも対応できる基礎能力▽社会人としての常識・マナー−などの回答が多く、同課は「経営全般について学んでほしいというニーズが見られる」。
 しかし、国内の観光系学科・学部のカリキュラムでは歴史、政治、地理などの社会科学系分野を重視する傾向にあり、経営に関しては軽く触れる程度。卒業生の約半分が観光業界に就職する米コーネル大学が、カリキュラムの66・7%を経営分野に割いているのとは対照的だ。
 大手ホテルチェーンで採用にかかわった経験がある琉球大学観光産業科学部の上地恵龍教授は「学生にはマーケティングを学んできてほしかったが、実際は違った」と振り返る。

実際、観光業界は人材を求めています。それはもう熱烈に。もちろん大学を出たてのほやほや新卒を即戦力とは思っていないでしょうが、経営する気持ちで観光業に関わってくれる人材が欲しいのです。
数年前に稲取温泉の観光協会事務局長さんを公募したこともありました。話題作りだけでなく、従来の様に地元の経営者・関係者だけで運営するには、あまりに大きな役割過ぎるのです。専門的な知識と経験、ノウハウも必要でしょう。
本当はこんな人がいるとどこでも大歓迎だろうなぁ…と思うのは
地元出身で、地元大好きで、地元の良い所も悪い所も理解できて、大学でマーケティングや専門知識を学んで地域に生かしたい意欲を持った若者、もちろん即戦力じゃなくても地元の人々と一緒に考えていく姿勢を持った人。これは観光業や観光協会だけでなく、地域の役所の観光科担当者にも必要な人材です。接客だけが観光業ではありませんが「人が好き」という要素は必要かも。「楽しませる」のが仕事ですからね。
ちなみに昨年参加した「地域観光カリスマ育成講座」には伊豆市職員の方が2名おいでです。役所に勤めながら、休日返上で自腹で自主的に学んでくれたお2人の姿勢に「伊豆市もまだまだがんばれるな」と嬉しくなりました。
また日本における観光業界の社会的地位の低さを、あらためて感じずにはいられません。コーネル大の話から、アメリカでの地位は比較的高いのであろう事が伺えます。まだまだがんばらねば…。
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