「2008年04月」の記事一覧

GWも露天風呂付客室がおトクになります!

緑が美しくなってきました。広々露天風呂付特別室からの眺めも緑が増していきます。この露天に浸かりながら庭を眺めるなんて、最高の贅沢と言えるでしょう。
実は私も休みの日の夜、入ってみましたが、ヤバイデス。ヤバイくらい素晴らしい!満天の星も川のせせらぎも本当に独り占め…。もちろん100%源泉掛流しの湯はこれ以上ないくらい絶品。照明を行燈1つだけにして、湯船のかまちに足を乗せ、1時間も入ってました。このままお布団にもぐりこめたら至上の喜びでしょうね…。
広々露天付特別室-2 006-3.jpg
試したい方はぜひお越し下さい。今からがおすすめです。
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庭のしゃくなげも美しく咲き初めました。蕾のうちはピンクなのですが、開花すると色が薄れていきます。
シャクナゲ-3282-2.jpg
貸切露天風呂「はなの湯」からもご覧になれます。花見風呂もおすすめ。

今の時期、萌え始めた天城の山々を見渡せ気分が良いですよ。こちらは5~6人ぐらいお泊りになれるタイプ。※5/4に空室が出ました!お早めに!
展望露天風呂付き準特別室-_1615.jpg
ただ今モニタープランをご用意しています。平日料金25000円→23000円に★
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気軽に露天風呂付客室を試したい方にはコチラ!露天風呂付客室になんと20000円以内でお泊りになれます。
露天付レトロ客室_4798.jpg
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西伊豆の旅~土肥温泉・象牙美術宝庫

西伊豆の土肥にある「象牙美術宝庫」。ここはうちの女将のおすすめ観光スポット。なんせもう入手出来ない象牙の美術品がわんさか、しかも国宝級。

とにかく絶句です…
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この象牙玉は球体を奥に掘り進み層に切断していくので、中でくるくる回ります。その繊細さは網のような透かし彫りを見て下さい。前列は作られる過程を現したもの。中段は電動やすりを使った機械彫りの細工で、50層だとか。一番奥にある象牙玉は手彫りの20層のものです。↓これで中身はぐるぐる回るんです!
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故宮博物館にある象牙玉が手彫りの世界最高で22層のものですから、これがどれだけスゴイものかは推して知るべしです。
象牙・花_0141.jpg
牡丹や水仙の薄ーい花びらまで。後ろが透けて見えそう。
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もちろん鎖も刳り抜き、はすの産毛まで表現されてます。「象牙の肌」といいますが、その白さ、美しさは宝石にも勝ります。すっかり魅了されてしまいました。

西伊豆の特産品「桜葉漬け」で財を成した館主さんは、中国にその技術を教えに度々行っていたのです。これらの貴重な象牙細工をワシントン条約締結前に日本に持ち帰り、コレクションは300点を越えたので、地元観光に役立てたいとこの美術宝庫を開館したとか。
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象牙の他に輝石・宝石で作られた細工物。これはおめでたい桃の木。多産を表し子孫繁栄を願って作られる縁起物。カワイイ。
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微妙な天然石の色合いをそのまま生かして作られています。
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面白かったのはコレ ↑ 「満漢全席」の食材を全て輝石・宝石の色を使って表しています。ピーナツからタコ、魚、野菜まで全部石!
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象牙ってまともに買うとこの値段です。桁を間違えますね。しかもこれ割と小さいんです。
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「可愛くて欲しいな~♪」なんて気軽にいえないお値段。可愛くない。

今の時代「象牙」という素材に微妙な考えも抱きつつ見に行ったのですが、芸術品としての価値は素晴らしく高い為、一瞬全てを忘れて心奪われました。やり直し出来ない素材なだけに、作り手はそれこそ命を掛けて作ったんだという気迫にも圧倒される。さらに学芸員の方がきっちり説明して下さるので、わかりやすい。「コレは象牙を30本使っています」と説明されることで時々「そうか、これは象牙なんだ」と思い起こされますが。

多分これらの芸術品は中国にとって本当は「国の宝」だったのでしょうが、時勢が悪く財産を持っていると罰せられる時代があったので、大量に放出されてしまったのでは。日本の浮世絵みたいに海外でしか見られないとは、残念ですね。

とにかくお金では換算できない(総額数十億円と書かれていますが)価値の高い美術品が、わんさかあります。チラ見でも充分伝わりますが、時間をかけて回りたいものです。
象牙美術宝庫
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宿での滞在を楽しくする方法~【さか屋スタイル】に乗ってみてください

いよいよ名物の「さか屋大楓」が本格的に新芽を広げ始めました。この新しい若葉がどんどん色を濃くしていくのを見るのは、何とも心地良いです。
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ところで、これからはいよいよ行楽シーズン。
実は宿での滞在を楽しくする、重要なコツをご存知でしょうか?これはどの宿に行っても同じです。

それは「郷に入っては郷に従え」を実践すること。日常から離れるために温泉に来ているのに、ご自分の環境をそのまま宿に持ち込んでいませんか。夕食の時間、湯の温度、人の混み具合、部屋の空調などなど。ご自分の好みが皆さんあるでしょう。

しかし、ここでもう一度、考えてみて下さい。温泉に来ると意外と早くお腹が空きませんか。普段昼間から温泉に浸からないし、入浴は思ったより体力も使うからです。旅では全てが日常と違います。

当館の風呂は全て源泉100%掛け流しなので、加熱はしません。湯船の大きさや注ぐ量によって温度が違うように設定し、また長湯しやすいようにあえてぬるめに調整しています(ホントは温度が高い方が管理は楽です)。1℃温度を上下させるのに2時間かかる場合もあります。さか屋の湯は低温でも芯から暖まるので、いつまでもホカホカしています。むしろ熱い!

一口に宿と言っても50室以上ある大型なものから、3室しかないものもあります。ご自分の好みで居心地の良さを選びましょう。ちなみにさか屋は24室の宿なので比較的小規模旅館になります。但し昔は30室以上客室があったので、客室数に比べてお風呂などパブリックは広めに感じられるかも。
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さか屋は玄関にずらっと仲居が居並ぶような宿ではありません。当館ではお客様は主役と考え、スタッフは裏方に回ります。姿を見せるのは最小限に、館内もなるべくお邪魔にならないよう静かに移動。仲居というスタイルを採用せず、主人や女将が直接お客様のお声を聞ける様努めています。ご案内時やお食事など必要な時にはそばにおりますので、どうぞ遠慮なくお申しつけ下さい。

私はスタッフの多すぎる店が好きではありません。人が多い=人件費が高い=お客様が高い料金を払っているという事です。「人が多ければ良い」のは団体旅行時代の考え、現在では人事管理された少数精鋭の方が好ましいようです。

また到着時はお茶を飲んで頂きながら、宿帳に記入やそれぞれ当館のご説明・お食事の時間・プランの確認などを致します。わからない事などはこの時お聞き下さい。お部屋に入られてからも、困ったことなどは、すぐにフロントまでお電話下さい。お客様に快適に過ごして頂く為の私共です。どんなことでもご遠慮なく。

問題発生やわからないことはその場でまず聞いて下さい。出来る限りお応えします。お家に帰ってから言ってもどうにもなりません。楽しい休日を過ごして頂きたいのは、お客様も私共も共通した願いです。

宿がおすすめするには理由がある!提案に乗ってみると意外に楽しかったりスムーズだったりします。食事時間が5:50スタートなのも、貸切風呂を明るい内におすすめするのも、そのお客様に一番良い時間だと判断しているから。私共もプロですので、この見極めはその後お客様が楽しく過ごせるかを基準に考えています。温泉の醍醐味は明るい内に浸かってリラックスすることですし、日暮れ時の食事は気持ちを贅沢にしてくれます。【温泉時間】とも言えますね。

私が個人的に旅する時も「おすすめには乗っておけ!」これが基本です。特に宿は普通のお店より滞在時間が大変長く、命を預かる商売。お客様に対して大きな責任がある。絶対にいい加減なことは出来ないし、お客様ががっかりするようなことはすすめません。お客様に楽しんで頂くのが、何よりの喜びなのですから。

というわけで、旅に出る時はいつもの習慣から、ちょっぴり抜け出てみてはいかがでしょう。温泉と美味しい料理と暮れゆく田舎の風景と…。新しい発見や癒しが見つかるかもしれません。
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伊豆の美味しいもの~おおき牧場・グリーンヒル土肥

さて、先日西伊豆めぐりをしてきたのですが、やはり食べ物ネタは欠かせません。いつものぞく「おおき牧場」のドライブイン「グリーンヒル土肥」にまた行ってみました。

さっそく目を引いたのはコレ!「生しいたけをセルフで焼いて食べる」250円という斬新なアイディア。実際生しいたけを炭火で焼くともんのすごく美味いデス!天城の地元ではしょうゆをつけるとしいたけの風味が消えちゃうので、「しょうゆの焼酎割り」というタレにつけます。これは是非お試し下さい!
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アイスクリームスタンドに行くとまた目を奪われました。「椎茸チャーシューバーガー」280円のPOPです!パン・チャーシュー・椎茸・わさび・全て自家製という熱のこもった逸品。一瞬ふらっときそうになりました。しかし…
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冒険心の無い自分を多少情けなく思いながら、本命を頼みました。「びわアイス」450円。ごっろごろびわが入って、果物感満載。ミルクも美味しい。うちの父も「コレなら450円は仕方ない」と。おすすめです。
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どなたか、ぜひ「椎茸チャーシューバーガー」をお試し頂き、是非感想をお聞かせ下さい!お待ちしております。
★グリーンヒル土肥★さか屋から車で20分
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西伊豆の旅~戸田造船郷土資料博物館

先日韮山の「江川邸」に行きましたが、その際伊豆の歴史の奥深さに、改めて感銘を受けました。
ペリーが黒船でやってきた時から、幕府は開国へと導かれますが、この小さな村もその一役をかいました。ここは近代造船の始まりの地なのです。
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鎖国していた日本に黒船の次にやってきたロシア船「ディアナ号」。下田停泊中に安政の大地震の津波で大破し、これの修理を小さな漁港「戸田」で行う事にしました。しかしその船は運ぶ途中、荒波で戸田港に入りそびれ、途中沈没してしまいます。その乗組員の受け入れと彼らがロシアに帰るための船を作ることになったのが、戸田の船大工達。幕府とのつながりが強い廻船問屋が仲立ちをし、江川太郎左衛門も協力して、ここで近代造船技術が培われたのです。
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私の疑問は「こんな小さな漁村に多くの廻船問屋がいて、政治力を持った事業がなされていた」という不思議。何ゆえ事業力があったのか?と言うことです。

資料館の方にお聞きしましたが、実は戸田の廻船問屋は、江戸城築城の際の石材を切り出して届けていたのだそうです。伊豆は有名な「伊豆石」という美しく堅牢な石の産地でもある。遠くは九州まで、全国の多くの城主が伊豆石を戸田の廻船問屋に頼み運ばせたのだとか。そりゃお金持ちになる上に、政治的な意味も強くなりますね。納得。
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駿河湾は日本で一番深い海。そこに住む特殊な生物が展示されている「駿河湾深海生物館」も併設されてます。
おにぎりみたいなカニみたいな?
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この「ラブカ」は生きた化石と言われる深海魚。絶滅したと思われてましたが、昭和58年に一度捕獲され「三津シーパラダイス」にて48時間のみ生存していたものです。

面白いのは深海生物だけに、すごい圧力の中で生きているもの。生きたままの保管はとても難しい。だからみんな「ホルマリン漬け」で保存。ここはもちろん教育委員会の管轄なので、小学校の理科室のような懐かしい感じがさらに興味深い。
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