背中を流す・・・温泉でのコミュニケーション
NHKの番組で「知るを楽しむ選 歴史に好奇心−あ〜極楽の銭湯史−」と言う番組を見ていたら、話には聞いたことがあるが見たことは無い【三助】と言う仕事人が出てきました。
【三助】銭湯で背中を流してくれるプロ。東京の銭湯に1人だけ残っているそうです。番台で400円払って「流し」と書かれた木の札を貰い、それをぺたっと鏡に貼っておくと、三助さんが来て背中を流してくれたり、マッサージしてくれるのです。
「背中を流してもらう」って、皆が一緒にお風呂に入っていた頃の大事なコミュニケーションのひとつでした。私の小さい頃は吉奈も共同湯しかなくて、「大湯」(共同湯&第一源泉の名前)は皆の情報交換の場。背中を流しっこするのはほとんど母親とでしたが、近所のおばあちゃんが居た時は流してあげたこともあったかも。背中に手が届かないんですよ。たいていはしわしわタオルで背中を洗うんですが、やはりお年よりは自分では大変です。
かく言う私も中学生ぐらいの時に自宅にお風呂が出来て、共同湯に通わなくなってからそういう習慣も見なくなります。小さな子供がいれば背中を流すこともあるでしょうが、成人してからはドラマとか漫画の世界で出てくるものに。ある意味、非日常になってしまいました。
では、あえて温泉に来た時ぐらいは、大人でも「背中を流す」のをやってみてはいかがでしょう?ホームドラマみたいでしょ?ご両親との旅であれば、なおさら良いではないですか。
もぁもぁの湯気の中、温泉に入りながら話をすれば、多量のマイナスイオン摂取になりますし、のども潤っているのでかなり健康に良い。銭湯や温泉は社会性を学び、情報交換や親睦を深めるのに役立った、一種のツールなのかも知れませんね。
※お万さん風呂の紅葉は終わりました。さか屋大かえではまだ少し残っています。
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