TAROの日・・・「明日の神話」渋谷駅に安住へ
岡本太郎さんとは浅からぬご縁がある【御宿さか屋】ですが、11月17日はまたひとつ記念の日となりました。
「岡本太郎の巨大壁画、渋谷に出現——JR渋谷駅と井の頭線改札を結ぶ『渋谷マークシティ』2階連絡通路で11月17日午後、芸術家・岡本太郎が描いた巨大壁画『明日の神話』の一般公開が始まった。制作後30年以上にわたり所在不明となり、数奇の運命をたどった岡本太郎『幻』の代表作が駅構内に恒久設置されるとあり、今後忠犬ハチ公像やモヤイ像に次ぐ渋谷駅の新たなシンボルとしても注目が集まる。」シブヤ経済新聞・Yahooニュースより
敏子さんが生前「あなたホントにすごいのよ!私この目で見たとき感動しちゃったわ!」と目をキラキラさせながら、当館主人に話していたのを思い出します。あの頃は見つけたは良いが、どうやって日本に持って来ようかとの大問題を検討中だったのでした。
太郎さんの作品はそのスケールの大きさ・オーラの強さで、なかなか一般住宅に収まりきれるものではなく、設置場所はいつも公共の場所でした。広島や大阪も捨てがたいですが、その中でも最大の一枚が太郎さんが住んでいた東京のど真ん中、渋谷に飾られるのはうれしいです。
日本版ゲルニカとも言われる「明日の神話」は原爆炸裂の瞬間を描いているそう。この絵の前に立つときっとパワーやエネルギーを感じ取れるはず。皆様もぜひ渋谷に行かれたら、この作品を見てください。否応なしに、彼のメッセージを全身で受け取らざるを得ないのではないでしょうか。
「太陽の塔」は大阪人の心のふるさとになりつつあるそうです。高速道路から「太陽の塔」が見えてくると「ああ、帰ってきたなあ」って思うとか。ちょっと派手ですが、渋谷の「明日の神話」が太郎さんを知らない普通の人たちの心にも残るといいですね。
岡本太郎-明日の神話再生プロジェクト
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本ブログを書いた後見つけた、ニュースについていたコメント
「17日の夜、仕事帰りに見ました。圧倒されて1時間近く、前から動けなかった。鳥肌が立って、泣きそうになりました。戦争や原爆がテーマだと知らずに見ても、充分に何かをもらえる。戦争はいけない。原爆は悲しい。そういう感情すらも超越した作品だと思います。画からのエネルギーがすごい。久々に、言葉では表せない感覚を味わいました。
どこに設置するか、というのは難しい問題ですが、まずは生でこの作品を見たらよいと思いますよ。そんな些細なこと、すっ飛んじゃいますから。
私は実際に作品を見て、設置場所はここで良かったと感じました。遅い時間でしたが、驚くほど多くの人が足を止め、立ち尽くしていました。この画は、たくさんの人に見てもらい、戦争や原爆を考えるきっかけになってこそ、完成する作品だと思います。毎日30万人が通行する場所への設置は、とても大きな意味があるのではないでしょうか。」
今日はいつも興味深く拝見させて頂いております。
今回の岡本太郎作、巨大壁画『明日の神話』写真も文章も大変パワフルですね。
当該作品はたしかメキシコで発見されたとうろ覚えですが、この場所で多くの方に見ていただくのは大変有意義な事だと思います。
少し失礼ですが、これだけの作品を日本に運びこの場所に恒久展示していくことは大変な事だと思います、貴重な美術品ですから維持管理も大変だと思います。
絵はある意味生き物で保存状態によって色が褪せたり、絵の具が剥落したり、貴館も岡本先生作品の管理は大変な労力を払われていると思います。
いつか自分も日本を代表する作家の『明日の神話』を観賞する時、この絵を後世に伝える為に多くの人たちの想いと努力に感謝しながら拝見させて頂きます。
バルピット さま
いつもつたない文章を見てくださってありがとうございます。
実はまだ「明日の神話」見に行けてません。
貧乏暇なしってこの事です…。
と落ち込んでもいられないので、とりあえず「太郎さん風呂」の
脱衣所を手直ししてみました。またインテリアを太郎さん風?
にするかもしれない為、ちょっと行ってこようかなと思っています。
また直ったら、ぜひおいで下さいませ。お待ちしています!