「2008年08月」の記事一覧
西伊豆・宇久須で吹きガラスしませんか?
一般的に難しいと言われる吹きガラス、実は手頃な価格で体験させてくれるところがあります。
先月ブログで紹介した後、窯の入れ替えで現在体験はお休み中なのですが、8/13からまた再開と言うことで、再度ご案内しますね。
西伊豆・賀茂村はガラスの原材料の産出地でもあり、若いガラス作家の方々が移住するのを応援していたこともあったのです。その第一号が10年前にやってきた五木田夫妻。ファロという工房をお持ちです。
さか屋からは車で約1時間10分ぐらい。真っ赤な建物です。
吹きガラスってそう簡単に出来なさそうで、ハードルが高いのですが、こちらはなんと3000円で体験出来ちゃう手頃さがイイ。
こんな感じのものが、自分で吹けちゃうとは魅力的!もちろん簡単とは思わないですが、五木田さんによれば3才から体験が出来るとか。
私はファロブログのファンで毎日覗いていますが、彼女のブログに出てくるお子さんが持ってるミルクカップがとても可愛かったのです。なんとその息子さんが吹いたガラスだそうで、大変驚きました。
同じ敷地内にご主人手作りのショップもあります。小人の家みたいでかわいい!
中は宝箱をひっくり返したみたいに、可愛くてキラキラしてます。
端正系のご主人の作品。美しい色とフォルムが魅力。
奥様の作品は楽しげでPOPなもの多し。こういうの使って食事したら、美味しさ倍増です。
実はさか屋から工房までの道のりが、大変美しい!西天城高原には牧場もあり、とても眺めが良いのです。ドライブがてらに出かけてはいかがでしょうか?
■西伊豆・吹きガラス工房ファロ■
8/12頃まで炉のメンテナンス休業あり
吹きガラス体験3000円(20分~1時間程度/個人差あり)
3才から大人まで体験できます
夏のお子様には三津・シーパラダイス!
夏のお子様達におすすめなのが水族館!
屋内と野外が適当に配分されていて暑くないし、もしもの雨の時でも意外と平気なのが、旅の予定を立てやすいですね。
伊豆には水族館がいろいろありますが、私が行ったことのあるのは【三津シーパラダイス】です。幼い頃事あるごとに出かけましたし、幼稚園の遠足もあそこだったかな…。ま、伊豆人にとってシーパラダイスは八景島ではなく、30年前から三津の事だったのです。
この写真は昨年冬に撮ったもの。長く海外で暮らすわが兄弟が、久しぶりに幼き頃見たイルカやアシカのショーにわくわくしているところです。
子供だけでなく大人向けに【くらげ万華鏡】という癒しスポット?も作られたようです。これにハマル人が多いとか。意外に大人も楽しめる三津・シーパラダイスなのです。
伊豆・三津シーパラダイス
8/29は伊豆の三大奇祭・明徳寺【東司まつり】
こんな小さな町でも、花火大会もあるのです。毎年8/29に開かれる明徳寺の【東司まつり】はこの辺りで一番古く、有名なお祭りです。
そもそも【東司】とはトイレのこと。明徳寺は「下の神様」を奉るお寺として大変有名で、もちろん今でも「年をとっても下の病気になりたくない」という多くのファン、もとい参詣者をもつお寺です。
この田舎でも露店が立ち並び、花火を眺めるというお祭りらしいお祭りでしたから、小さい頃から「夏のメインイベント」でした。今はお祭り自体が多く開催されるようになり花火も珍しくありませんが、40年以上前には花火が上がるお祭りはそうそうなかったのです。
開催地の市山は吉奈から山一つ隔てたところなのですが、実はさか屋からもその花火が見られるのです。御宿さか屋では「遠くに上がる花火を見ながら冷酒を一杯…」という会を毎年必ず開いています。もちろんお酒だけでなくスイカや枝豆なんかもご用意して、遠花火を見ながらまったり過ごす企画です。
夏の終りをしっとり過ごすにはおすすめですよ。
ほたるの後は川遊び★まだまだ天城のお楽しみは続きます!
暑い日が続きますね!
何でこんなに天気が良いのでしょう。旅に出るなら晴れの日が助かりますが、あまり続くと庭の植物が心配です。
とは言え都会の気温上昇とはレベルが違うので、やはり当地も避暑地なのです。
「さか屋ほたるウォッチング」も残るところあとわずか。ほたるはまだ飛び交っています。今年最後のほたるをご覧になるなら、ぜひ今週中においで下さい!きれいですよ。
ほたるが終わっても「天城の夏」はまだまだこれから!花火やプールも楽しめます。お子様には珍しい「清流での川遊び」もおすすめ。私も小さい頃、近所の子供達と一緒に川に飛び込んでました。流れがあるので油断できない緊張感は、子供にはたまらないんですよ。
川で泳いだことのないお子様に、ぜひ一度、川遊び体験はおすすめです。
川遊び体験場所の【水恋鳥広場】は常に大人の目があり、安全には注意しています。しかし川の流れを感じることで、子供も自然に対する緊張感が養えます。
この感覚を養うことで、いざという危険にも慎重に対応できるようになるんです。魚のつかみ取りなどで自分の手で魚を取ったり、ワイルド&サバイバル体験してみるのも、教育上大変よろしいのではないでしょうか!おすすめです★
川遊びが出来る【天城・水恋鳥広場】
漆喰の芸術~こて絵の世界
いやー暑い日が続きますね。
外に出ると「じゅっ」って焼けちゃいそうなくらい。しばらく雨が降っていなかったので、今日の雷雨はありがたかったです。これで少しは畑が潤うといいのですが。
久しぶりの雨で思い出しました。下の写真は、うちの昔の屋根に描かれていた「こて絵」。屋根に見事な波と千鳥が描かれています。
あまりに見事なので、出入りの写真家さんが撮ったらしいです。昔の左官職人は壁を仕上げる時に、このような漆喰絵を自分のこてで描きました。この漆喰絵で有名なのは西伊豆・松崎出身の入江長八です。
職人の遊び心で描かれた漆喰絵を、芸術までに高めたのが入江長八です。松崎にある「長八美術館」にはこてで描いたとは思えない、精巧な漆喰絵が残されています。美術館自体も漆喰芸術で作られており、左官職人の名人が集まり、協力して作り上げたそうです。
上の写真は鬼瓦の下に波が描かれています。屋根の位置に水を描くことで、火事になっても焼け落ちないように、魔除けのような意味合いで描かれたものと思われます。残念ながら昔の建物を壊した時に失われてしまいましたが、幸運にも写真には収められたという訳ですね。左官職人の粋を感じます。
もし修行に出るなら植木職人か左官職人になりたい私としては、非常に興味があるのです。実は資材屋さんのブログのファンでもあり、カリスマ左官職人の仕事とか、この素材を使うとこうなってとか、なかなか奥深い世界なのですよ(マニアかも)。皆さんもぜひ松崎の「長八美術館」に行ってみて下さい。
この波の漆喰絵のおかげで、暑く乾いた夏が、少しだけ和らいだ気分になりました。