宿での滞在を楽しくする方法~【さか屋スタイル】に乗ってみてください
いよいよ名物の「さか屋大楓」が本格的に新芽を広げ始めました。この新しい若葉がどんどん色を濃くしていくのを見るのは、何とも心地良いです。
ところで、これからはいよいよ行楽シーズン。
実は宿での滞在を楽しくする、重要なコツをご存知でしょうか?これはどの宿に行っても同じです。
それは「郷に入っては郷に従え」を実践すること。日常から離れるために温泉に来ているのに、ご自分の環境をそのまま宿に持ち込んでいませんか。夕食の時間、湯の温度、人の混み具合、部屋の空調などなど。ご自分の好みが皆さんあるでしょう。
しかし、ここでもう一度、考えてみて下さい。温泉に来ると意外と早くお腹が空きませんか。普段昼間から温泉に浸からないし、入浴は思ったより体力も使うからです。旅では全てが日常と違います。
当館の風呂は全て源泉100%掛け流しなので、加熱はしません。湯船の大きさや注ぐ量によって温度が違うように設定し、また長湯しやすいようにあえてぬるめに調整しています(ホントは温度が高い方が管理は楽です)。1℃温度を上下させるのに2時間かかる場合もあります。さか屋の湯は低温でも芯から暖まるので、いつまでもホカホカしています。むしろ熱い!
一口に宿と言っても50室以上ある大型なものから、3室しかないものもあります。ご自分の好みで居心地の良さを選びましょう。ちなみにさか屋は24室の宿なので比較的小規模旅館になります。但し昔は30室以上客室があったので、客室数に比べてお風呂などパブリックは広めに感じられるかも。
さか屋は玄関にずらっと仲居が居並ぶような宿ではありません。当館ではお客様は主役と考え、スタッフは裏方に回ります。姿を見せるのは最小限に、館内もなるべくお邪魔にならないよう静かに移動。仲居というスタイルを採用せず、主人や女将が直接お客様のお声を聞ける様努めています。ご案内時やお食事など必要な時にはそばにおりますので、どうぞ遠慮なくお申しつけ下さい。
私はスタッフの多すぎる店が好きではありません。人が多い=人件費が高い=お客様が高い料金を払っているという事です。「人が多ければ良い」のは団体旅行時代の考え、現在では人事管理された少数精鋭の方が好ましいようです。
また到着時はお茶を飲んで頂きながら、宿帳に記入やそれぞれ当館のご説明・お食事の時間・プランの確認などを致します。わからない事などはこの時お聞き下さい。お部屋に入られてからも、困ったことなどは、すぐにフロントまでお電話下さい。お客様に快適に過ごして頂く為の私共です。どんなことでもご遠慮なく。
問題発生やわからないことはその場でまず聞いて下さい。出来る限りお応えします。お家に帰ってから言ってもどうにもなりません。楽しい休日を過ごして頂きたいのは、お客様も私共も共通した願いです。
宿がおすすめするには理由がある!提案に乗ってみると意外に楽しかったりスムーズだったりします。食事時間が5:50スタートなのも、貸切風呂を明るい内におすすめするのも、そのお客様に一番良い時間だと判断しているから。私共もプロですので、この見極めはその後お客様が楽しく過ごせるかを基準に考えています。温泉の醍醐味は明るい内に浸かってリラックスすることですし、日暮れ時の食事は気持ちを贅沢にしてくれます。【温泉時間】とも言えますね。
私が個人的に旅する時も「おすすめには乗っておけ!」これが基本です。特に宿は普通のお店より滞在時間が大変長く、命を預かる商売。お客様に対して大きな責任がある。絶対にいい加減なことは出来ないし、お客様ががっかりするようなことはすすめません。お客様に楽しんで頂くのが、何よりの喜びなのですから。
というわけで、旅に出る時はいつもの習慣から、ちょっぴり抜け出てみてはいかがでしょう。温泉と美味しい料理と暮れゆく田舎の風景と…。新しい発見や癒しが見つかるかもしれません。
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