「2007年05月」の記事一覧
伊豆の住民からみた箱根観光 〜その1〜
GWも終わり、女将さんが突然「今日は天気が良いから気晴らししたい!」と言いだしたので、急に箱根に行ってきました。
家族のお気に入りの店【楓林】でお昼をとった後(4人でなんと3900円!)、箱根街道を辿って箱根へ。天気も良く上り坂をぐんぐん上がっていきます。途中見えるのは有名な『三島野菜』を育てる畑。箱根の火山灰を含んだ三島の土地は、旨い野菜を作ることで名高いのですが、ま・さ・に・旨そうな土地なんです。昔さか屋の駐車場は日当たりの良い畑で、小さな頃はその畑のおもちゃみたいな番小屋でよく遊んだものですが、そこで見た良い色つやの土!これが美味しい野菜を作るんですよ。三島野菜は一般には馴染みがないのですが、めちゃくちゃ美味しいです。都会に流れてしまうので地元ではほとんど流通しません(さか屋は契約農家で確保)。
畑を過ぎると山中城城趾が見えてきます。その周りはやはり城趾の周りだけあって立派な家が街道筋に集まっています。運転する車が速すぎて立ち寄れませんでしたが、箱根の峠を越えると富士山がきれいに見えました。
峠を下りてきて行ってみたかった「箱根関所」に。4時半の入館最終時間に入りましたが、一番すごいなあと思ったのは江戸口千人溜の杉の大木でした。というのも「関所資料館」は内容も分かり易く良かったですが、急がされたので手前の復元した関所・番所に立ち寄れなかったのです。とっても心残り。職員が観光施設(サービス業)の人っぽくなく役所的な扱いに少し残念。後で資料を見て行きたかった所に行けなかったのを確認しただけに終わりました。
よくよく見てみると現在の「箱根関所」は昔からある物ではなく、昭和58年(1983)に韮山の江川文庫で「相州箱根御関所御修復出来形帳」(1865)が発見された事がきっかけで復元することになり、今春が全面公開となったのだとか。前出の文書が箱根ではなく、なぜ伊豆の江川文庫にあったのか、大きな歴史的役割のあった建造物なのに跡形もなかったのか等疑問はあります。さか屋も一応江戸創業だし「街道制度」と関わりもあるので、私は江戸時代の関所制度に興味があり、勉強になりました。箱根関所の関所破りは長い歴史の中で5件6人しかいないそうです。というのもこの他の関所破り(未遂)は「山で迷った」という扱いになっていたから。そこには粋や温情を感じますね。
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